解決事例
任意後見
高齢の女性と任意後見契約。死亡後は弁護士として、円満な遺産相続を執行した事例
●背景
高齢の女性(Aさん)が、高齢者施設に入居していました。Aさんは自分の財産管理や死後の相続についてどのようにしたらよいか悩み、口座のある金融機関に相談されました。相談を受けた金融機関は当事務所の弁護士を紹介しました。
●弁護士の関わり
Aさんは弁護士と面談した後、弁護士に任意後見人になり、財産管理をすることを委任されました。弁護士は、Aさんの任意後見人になり、Aさんの要望を聞き取り、公正証書遺言を作成しました。
弁護士はその後も定期的に施設に訪問し、Aさんの生活状況を聞いたり、話し相手になったりして、見守り活動を行いました。また、後見人としてAさんの財産管理も行いました。
Aさんが亡くなった後は遺言書に従い、Aさんの遺産を相続人にスムーズに引き渡すことができました。
●弁護士の所感
高齢者が自分自身で財産管理ができなくなってきた時、自分の意思で任意後見人を選定することができます。まだ十分な判断能力があるときに、任意後見を選定して遺言書を作成し、財産管理を委任することは将来の憂いを無くすことにつながります。
安心して老後を過ごすために、弁護士を任意後見人に選任することをお薦めします。