コラム
戸籍収集と相続人調査
戸籍収集と相続人調査
相続が発生すると、相続人が遺産を相続することになります。相続人は、まずは被相続人の配偶者(妻または夫)が該当します。またその他に、子が第1順位、父母が第2順位、兄弟姉妹が第3順位となります。
相続人であることを確認するためには、被相続人と相続人の戸籍を集めて、被相続人との関係を証明する必要があります。これを相続人調査といいます。被相続人が生まれてから死亡するまでのすべての戸籍を収集することになります。仮に、何度か結婚をしていれば、それぞれの配偶者との間に子がないかも調査します。
このような調査をすると、全くこれまで知らなかった親族(例えば前妻の子や認知した子など)が判明することがあります。このような人もすべて相続人となりますので、相続手続きに関わることになります。
家族関係が複雑な場合は、戸籍の収集をして相続人調査をするのは非常に手間がかかって大変なことであるため、弁護士に依頼して変わりに相続人調査をしてもらう場合もあります。